AYU MAX

プログラミングとか作ったもの

ObjectDeliverer Ver1.1.0リリース

Unreal Engineのマーケットプレイスに出品(無料)しているコードプラグインのバージョンアップを行いました。

既に最新のプラグインはマーケットプレイスからダウンロードできます。

ObjectDelivererがどんなものかは以下の記事をご覧ください。

www.ayumax.net

更新内容

今回は更新内容は

  • 細かいバグフィックス
  • TCP/IPサーバー利用時に送信先を指定する機能

になります。

バグフィックス

ObjectDelivererManagerのStartメソッド時にPacketRuleを渡さない場合にnullアクセスで落ちる不具合を修正しました。

その他、処理の効率化(余分に値のコピーしている箇所の削除)も行っています。

TCP/IPサーバー利用時に送信先を指定する機能

この機能はマーケットプレイスのコンテンツページへの要望コメントにお応えして実装しました。

既存のSendメソッド経由の送信では、 自分がサーバーで複数クライアントが接続されている場合に、全てのクライアントにデータが届いてしまいましたが、これを狙ったクライアントのみに送信できるようにSendToメソッドを追加しています。

ちなみにTCP/IPサーバー以外のプロトコル利用時にSendToメソッドを使った場合はSendメソッドと同等の動きをします。

SendToのサンプル

SendToに渡す送り先は、ConnectedイベントやReceiveDataイベントのパラメータとして渡ってきます。

なので、この値を適時保持することで狙ったTCP/IPクライアントへの送信が可能です。

以下のブループリントはReceiveDataの時のパラメータをそのまま使ってSendToしています。

この記述を行うとデータを受信した時に、受信したクライアントにのみ応答送信する実装が可能です。

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ご興味ある方はお試しください。